どーも。テッカメンです。
ポケモン対戦において
好きなポケモンを使って勝ちたい
そう考えている人は多いのではないでしょうか。
また私のように、誰かが考えたポケモンやテンプレのポケモンの構築を使って勝つのは誰でもできるし嬉しくない、あまり対戦で使われていないようなマイナー寄りのポケモンを使って勝つことに悦を感じる、そういう変態もいるでしょう。
今回はそういった人たちに向けて、対戦性能が高くないポケモンを使ってランクマッチで勝っていくための考え方を書いていきます。全て自分で考えたオリジナルのポケモンで勝つのは最高に気持ちいいですよ^^
○目次
- 0. 対戦環境を知っておく
- 1. 使いたいポケモン・好きなポケモンについて理解する
- 2. ポケモンの役割を考える
- 3. 構築の方向性を決める
- 4. ポケモンの細かい型を考える
- 5. まわりのポケモンを考える
- 6. 実際に対戦を行いながら構築を改善していく
- おわりに
0. 対戦環境を知っておく
好きなポケモンについて考える前に、前提としてその対戦環境にどんなポケモンが多くてどのような技構成・特性・持ち物・性格・努力値振りであるかなどを知っておく必要がある。これらは実戦で学ぶのが一番分かりやすいが、他にもポケモンホームのデータや構築記事を見ることで大まかに把握できる。
環境を正しく理解することでマイナーポケモンに持たせる役割について深く考えられるし、活躍させるイメージも鮮明になる。これから戦っていく相手を知るという意味でも非常に重要。
1. 使いたいポケモン・好きなポケモンについて理解する
環境について理解した後は、まず使いたいポケモン自体の考察を深めよう。
マイナーポケモンはメジャーポケモンと比べて苦手なポケモンが多かったり、できることが少ないか他に上位互換となるポケモンがいることが多い。
そのため、そのポケモンのタイプ・種族値・特性・覚える技をしっかり確認して最も強みが発揮できる型を考えていきたい。以降では前回の記事で紹介したタブンネの具体例を添えて解説していく。(この時はダイマックスなしの禁止伝説ポケモン一体まで採用可能なルール)
👇前回記事
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タイプ:ノーマル
種族値:H103 A60 B86 C60 D86 S50
特性:いやしのこころ・さいせいりょく・ぶきよう
ざっと上の情報から
- 種族値的にはアタッカーには向いていないが耐久に関してはBD方面共にマイナーとしてはかなり高めであるため受けorサポート向き?
- 特性は種族値とのかみ合い的にもさいせいりょくが一番強そうだな。
- ノーマルタイプで弱点は少ないけど耐性もほぼないし、広く浅く役割をもつ感じかな?
といった印象を受けた。
覚える技については豊富なサポート技だけでなく意外にも多種多様な攻撃技を覚え、使い勝手の良い回復技は覚えないことが分かった。
2. ポケモンの役割を考える
次にそのポケモンにどのような役割をもたせるかを考えていく。マイナーポケモンはなんとなく使っても強くないのでこの役割を明確にしておくことが大切。
また、ここからは具体的に対戦環境をイメージすることが重要になってくる。
できるだけそのポケモンの強みを発揮しつつ、ルールや環境に多いポケモンなどに合わせて役割を決定していきたい。
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1. での考察の結果、タブンネが一番強みを発揮できそうな特性さいせいりょくをもつサポート型として使っていくとして、タブンネのサポートとして強力な動きであるトリックルーム→いやしのねがいのコンボを狙いたい。
最遅個体のタブンネは環境にいるほとんどのポケモンよりも素早さが低いこともあり、トリックルームが決まればほぼ確実にいやしのねがいを使うことができる。そのため相手の攻撃を一発耐えさえすればコンボが決まりそう。
ダイマックスができないルールでトリックルームを枯らされづらくなっていることもかみ合っているため、トリックルーム→いやしのねがいのコンボによる裏のエースポケモンへの強力なサポートを今回のタブンネの主な役割とする。
3. 構築の方向性を決める
2. で考えたポケモンの役割から構築全体の方向性を決める。マイナーポケモンは残念ながら単体で活躍できる性能は有していないので、そのポケモンが動きやすく強みが最大限発揮できるような構築を目指す必要がある。
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2. で考えたタブンネの強みとして特性さいせいりょくで回復できること、いやしのねがいやトリックルームで裏のポケモンへのサポートが可能であること、ノーマルタイプで弱点をつかれにくいことなどが挙げられる。
これらの強みを最大限生かすために、トリルパにいやしのねがいとさいせいりょくを生かせるサイクル適正を持たせることを本構築の方針とした。
4. ポケモンの細かい型を考える
ここでは今まで考えてきた内容を実際にそのポケモンに落とし込む。目指す構築の方向性とそのポケモンに与えたい役割を考えて最適な特性・努力値・性格・持ち物・技構成を決定する。
環境のポケモンを具体的にイメージし、ダメージ計算なども積極的に行っていきたい。
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2. で設定したタブンネの役割を確実に果たすために、できるだけ多くのポケモンの攻撃を一発は耐えるような調整を考える必要がある。今回の環境では火力が高いポケモンには物理アタッカーが多く、環境に多い積み技もAを上昇させる技が多い。さらには環境にいる特殊アタッカーとしてトップクラスの火力を誇るひかえめメガネムゲンダイナのダイマックスほうはHに努力値を全振りするだけでタブンネは確定耐えするため、より多くのポケモンに役割が持てるようにHB特化の最遅個体にした。
またタブンネは弱点が一つしかなくヨプのみをもたせると実質弱点がなくなるため、役割対象の相手を更に増やすことができる。
技構成はコンボに使う2つの技は確定として、サポート型のポケモンは起点にされやすいためそれを防ぐことができ、対面を操作するのにも優秀な技であるあくびを選択。最後に攻撃技を一つは持っておきたいが火力には全く期待できないため、タイプ的に弱点をつけることが多いれいとうビームに決めた。
5. まわりのポケモンを考える
使いたいポケモンの育成が終わったら3. で考えた構築の方向性とあったポケモン達を選定していく。前にも述べた通りマイナーポケモンは単体で活躍できる性能は有していないので活躍できるかどうかはまわりのポケモンにかかっていると言っても過言ではない。
例として使いたいポケモンがサポート型の場合は、サポート先として相性の良いポケモンや使いたいポケモンが役割を果たせない相手に役割を代わりに遂行できるポケモンなどを優先的に選んでいく。
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まずはタブンネの相棒となるトリルエースとして優秀なポケモンとして相性もよい白バドレックスを採用。
続いてタブンネはみがわりや挑発を使われると詰んでしまうのでトリックルームを覚えて、特性でみがわりを貫通でき、火力もあるため挑発で隙も作りづらい、さらには白バドレックスが苦手な鋼タイプにも強いすりぬけシャンデラを採用。等
6. 実際に対戦を行いながら構築を改善していく
ここまで色々考えてポケモンを育成してきたがあくまで机上論に過ぎず、パーティが完成する過程の半分も迎えていないと考えていいだろう。机上論だけで100%うまくいく人はまずいない。むしろここからが本番で実際に対戦を行うことで今まで見えていなかった問題や弱点、改善点が見えてくる。これらの問題を解決するようにポケモンや構築を適宜修正し、ようやくパーティが完成する。
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最初は白バドレックスに弱点保険を持たせていたが、攻撃せずに交換されてトリックルームターンを枯らされてしまうこと多かったので一発目の攻撃から火力を出せて交換で受けられづらくなるこだわりハチマキに変えた。等
おわりに
マイナーポケモンが構築に入っている理由として、ある役割をこなせるポケモンを探していて結果的にマイナーポケモンにたどり着いたという場合と使いたいポケモンとして最初から採用を決めていたという場合(採用理由は愛)の大きく2パターンがあります。
今回はどちらかというと好きなポケモンを使って勝ちたい!と考えている人に向けて後者の考え方について述べました。みなさんの好きなポケモンが対戦で活躍する手助けに少しでもなれると嬉しいです。
ただ、マイナーポケモン入りの構築でランクマの最上位にいる人は前者のパターンがほとんどであるので、そちらの考え方については次の記事で書いていきます。何を使うかはどうでもいいから、とにかくマイナーポケモンを使って結果を出してみたいと考えている人はそちらの記事の方もチェックしてみてください。
👇次の記事
ここまで読んでいただきありがとうございました!